児童養護施設とのふるさとづくりとは?
一見平和で豊かに見える東京ですが、実は荒れた山林や放置された空き家があふれ、そのすぐ隣には明日の居場所にも困る人があふれる、というあまりにも露骨な社会矛盾が存在しています。そして、この矛盾は莫大な税金投入にもかかわらず、解消に向かうどころか悪化の一途をたどっています。いったい、どこに本当の原因があってどうすればいいのでしょうか?
そんな社会課題の根源をまっすぐに見つめて、私たちは児童養護施設とのふるさとづくり、つまり、帰るべき家が持てずにいる子どもたちとともに、荒れた山林や空き家に価値を見出し、開拓者精神を発揮して自らふるさとづくりを実践し、同時に様々な社会課題も楽しみながら克服するボランティア活動を推進しています。
具体的には、児童養護施設との里山開拓、さとごろりんづくり、まちごろりんづくりの3つの活動を柱としています(2009年設立以来、合計で600回以上実施、2500名以上参加)。
この活動の原動力は、「開拓者精神の発揮」にあります。それは、埋もれた資源に新たな価値を見出して、大人も子どもも一緒になって試行錯誤し、自ら持てる力を発揮してできるところで支え合い、組織の壁など軽々と乗り越え、税金に頼らず知恵と工夫で効率と効果を追求して社会課題を克服しようとする壮大な挑戦です。
私たちは、志なき政治や縦割りの行政、無駄ばかりの税金垂れ流しが変わることなんて到底待っていられないので、自分たちでどこまでできるのかやってみたいのです!そして、自然の恵み、自らのチカラの再発見、志ある方々とのご縁にわくわくしながら、本物の心豊かな社会づくりをじっくりと進めていきたいと考えているのです。
活動の柱① 児童養護施設とのふるさとの山づくり・里山開拓
2012年より児童養護施設の子どもたちと八王子市美山町の荒れた山林を開拓。5つの児童養護施設と合計100回以上実施、のべ約800名以上の親と離れて暮らす子どもたちが参加。何十年も放置されて荒れ果てた山林の中に入り込んで、道も、広場も、かまども、テーブルも、ブランコも、ツリーハウスも自ら創出。絶滅危惧種の鳥ミゾゴイはじめ多種多様な生物あふれる里山として保全継続。子どもたちと伐り拓いた里山を企業の方に研修・会議の機会を提供する自主事業も推進。
ここでは、子どももおとなもみんな一緒になって開拓者精神を発揮して試行錯誤します。そして、自然の恵みをフルに活用しながら、たくさんの思い出がつまった究極の心の安定基盤としての「ふるさと」を自ら創り出し、さらには様々な社会課題さえ楽しみながら乗り越えていこうとしているのです。
私たちがやろうとしていることは、子どもたちに自然遊びや環境学習の場を提供してあげることではありません。長年荒れた山林を放置してきたのは大人社会の方です。ここでは、子どもたちこそが無為無策な大人社会を尻目に、ここに新たな価値を再発見して再生しようとしているのです。
この取り組みは、環境保全と児童福祉の一石二鳥の試みとして注目いただけるようになりました。グッドライフアワード・環境大臣賞最優秀賞(2020年)、健康寿命をのばそう!アワード・厚生労働省子ども家庭局長賞(2019年)も受賞いたしました。詳しくは、環境大臣&厚生労働省からダブル表彰、令和3年度環境白書掲載、中央環境審議会紹介、環境省作成の当団体紹介動画、グッドライフアワード表彰スピーチなどもぜひご覧ください。

ツリーハウスづくり
活動の柱② 児童養護施設のふるさとの家・さとごろりんづくり
2023年、八王子市美山町の里山のふもとで朽ちかけていた築300年の古民家を児童養護施設の子どもたちとともに超短期・超低予算で里山経験を生かしたDIYリフォームを実施。里山や小川に隣接し、囲炉裏、薪ストーブ、ハンモックで心を癒しながら本物の里山ライフが実践できるふるさとの家「さとごろりん美山」がついに誕生。連携する児童養護施設は無料で利用できます。
さとごろりんは、単なる再生した古民家や無料の貸別荘ではありません。ここは、帰るべき家を失った児童養護施設の子どもたちが願ってもかなうことのなかった、入所中だけでなく退所後もずっと帰ることのできる本物のふるさとの家なのです。
それは児童養護施設の子どもたちが究極の心の安定基盤としての「ふるさと」を自らの手で創り出すという、戦後拡充されてきた日本の社会的養護制度やさらに先進的な欧米の制度のなかでも、専門家や関係者らが思い浮かべることさえなかった壮大な試みでもあります。
さらにここは、施設の子どもたちの休暇滞在の場としてだけでなく、施設不適応児童の緊急受入れ、施設退所者による参加交流の場、関係者による研修やイベントの場などとして活用の可能性がどんどん拡がっています。詳しくは、紹介動画はこちら(1分間)。さとごろりんづくりの過程もぜひ(5分間)

さとごろりん美山
活動の柱③ 児童養護施設退所者の自立応援の家・まちごろりんづくり
都心にもあふれる空き家を個人家主(一般財団法人世田谷トラストまちづくりの紹介)より現状のまま・期間限定・無償で借り受け、児童養護施設の子どもたちとともにDIYリフォームし、5年家賃無料などの自立応援する画期的なフリーシェアハウス「まちごろりん世田谷」2024年4月にオープン!また、不動産会社(株式会社住栄都市サービス様)と協定を結び、再開発予定地のアパートを3年間家賃無償で借り受けてDIYリフォームした「まちごろりん豊島」も同時オープン!2025年春には、まちごろりん新宿づくりにも着手!
まちごろりんは、かわいそうな人のための家賃無料の家ではありません。施設退所者本人がなんとか自立したいという思いを自ら奮い起こし、志ある大人たちがその思いを受けて、空き家探し、片付け・改修、中古家財提供にはじまり、「積立促進」、「仲間づくり」、「生活習慣づくり」、「就職応援」、さらには「ふるさとづくり」まで総合的に民間応援する場です。入居者本人もただ「支援される人」ではなく、開拓者精神を発揮してまちごろりんの運営や後輩たちのための新たなまちごろりんづくりなどに協力参加することが求められます。詳しくは本企画の新聞記事もぜひご覧ください。
★★★東京にて空き家を提供いただける大家様さらに募集中!★★★

まちごろりん世田谷
施設の子どもたちの声
里山は自由な世界!
自分の家みたいなところかな
昔はただ楽しい所でしたが、今はありのままでいられる所と感じています
施設職員の声
子どもの心にぽっかり空いた穴を心豊かな体験で埋めてあげたい
支え合いなど施設内では見られない子どもの姿がここにあります
会員の声
様々な職種の方と出会える刺激があって、活動そのものも癒しになる
仲間との秘密基地!
参加前後で子どもの目の輝きや表情が違うと感じた時の嬉しさが忘れられません!
幼いころの穏やかな気持ちを思い出させてくれる場所!
同じ場所に繰り返し行くことで、子どもや自分の変化にも気づけた
里山の生き物たちの声
ここは大好物のミミズが探しやすい!数少なくなった仲間にも紹介するね!(ミゾゴイより)
NEWS
2025年04月 児童養護施設職員や退所者支援団体向けにまちごろりん入居者募集説明会を開催!
※録画や説明資料がありますのでぜひ直接お問合せください
2025年02月 当団体の新しいポスターができました!水と流域・地球市民フォーラムで紹介!
2024年12月 パナソニック・子どもたちのこころを育む活動表彰決定!
2024年12月 環境省の方々を里山・さとごろりんにご案内!
2024年11月 さらなるまちごろりんづくりに向け、東京で空き家大家募集!
2024年11月 あしたのまち・くらしづくり活動賞・主催者賞受賞!
2024年10月 Googleよりスタートアップ向けシェアオフィス無償提供!
SPECIAL THANKS
かこさとし様(絵本作家):活動アドバイス(2009年〜)

東京という怪都市に野性的な里山運動を展開されておられる様子、誠にご苦労なことで若ければお手伝いしたい所
※2018年5月2日ご逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。
徳永暢男様(NPO雨水市民の会):雨水タンク「天水尊」寄付(2009年〜)
東京ボランティア・市民活動センター様:児童養護施設・監事紹介、会員募集(2010年~)
東京都様、セブンイレブン記念財団様:活動資金助成(2011〜13年)
東京キワニスクラブ様:社会公益賞表彰(2014年)
林野庁様:森林・山村多面的機能発揮対策交付金提供(2015~16年)
セブンイレブン記念財団様:活動資金助成(2017~19年)
東京ガス様:森里海つなぐプロジェクト助成(2018年)
毎日新聞社様他:エクセレントNPO大賞ノミネート表彰(2019年)
SCSK様、二枚目の名刺様:里山研修事業立上げ支援(2019年)
厚生労働省様:健康寿命をのばそう!アワード・子ども家庭局長賞表彰(2019年)
こくみん共済様:coop地域貢献助成(2020~21年)
NPO法人まちぽっと様:内閣府・休眠預金活用制度助成(2020~22年)
環境大臣様、環境省様:グッドライフアワード・環境大臣賞最優秀賞表彰(2020年)
FITチャリティラン2022実行委員会様:寄付(2022年)
RGAリインシュアランスカンパニー様:「創立50周年記念事業」寄付(2023年)
美山町・牛尾様、みやま郷・小林様、リフォーム業佐藤様他:さとごろりん美山支援(2023年)
住栄都市サービス様、個人家主様:まちごろりん豊島・世田谷支援(2024年~)
Google様:スタートアップ向けシェアオフィス無償提供(2024年~)
あしたの日本を創る協会様、読売新聞様、NHK様:あしたのまち・くらしづくり活動賞・主催者賞表彰(2024年)
SCSK様および社員一同様:EarthOne寄付(2025年)
スイス再保険様:寄付(2025年)




